会社の分類方法の一つがB2BとB2Cという分け方です。
B2B...Business to Businessの略。メーカーと卸売の取引など企業の間での商取引のこと。
ex.
株式会社サンブリッジ:企業向けにITサービスを提供する
人材紹介会社:企業向けに採用の支援をする
B2C...Business to Consumerの略。企業と一般消費者の商取引のこと。
ex.
スーパーマーケット
航空会社
消費財メーカー
就活をしていると、様々な企業に出会うチャンスがあるでしょう。
あみさんはB2BとB2Cで特徴や向き不向きはあるのかということについて興味があるようです。
以前、いくつかの企業が合同で開いた座談会で知り合ったマリコとあみ。二人は同じ高校出身だったことを知り、座談会の後もあみはマリコに度々就活相談をしている。
マリコ
サンブリッジの採用担当。
あみ
2020卒入社で就活をしている大学生。
今回の質問:
B2BビジネスとB2Cビジネスに向き不向きってありますか?
B2Bビジネスは大学の学問で培った能力を生かしやすい
あみ:マリコさんが働いているサンブリッジはB2B領域でビジネスをする会社ですよね。
B2Bは仕事内容が想像つきにくいんですけど、B2BとB2Cで求められる能力って違うものなんですか?
マリコ:そうね、B2Bはお客様が法人だから、製品やサービスを買うときの意思決定が合理的なの。
費用対効果などをいろいろ分析して決定する。そうなると、サービスを提供する側もロジカル・合理的に考える能力が必要になる。
お客さんはこうやって意思決定するのではないかという「仮説」を持ち、実行→検証→仕組み化する能力が重要なの。
この仮説→実行→検証→仕組み化というサイクルは大学の研究や学業の中でやってきたことに近い。だから、大学時代に学問に励んだ人は、B2B領域でのビジネスで培ってきた能力が生かせる可能性が高いの。
あみ:なるほど。B2Bはロジカル・合理的な思考が生かしやすいと。B2Cはどうなんですか?
マリコ:B2C領域のお客様は一般消費者ね。そうなると、感情や直感で商品を買うか決めることが多いの。
あみさんも心あたりはない?用途は同じ商品が2つあるとき、「このブランドが好きだから」「こっちの方が可愛いから」買うっていうこと。
あみ:ありますね。好きとか可愛いは人それぞれでロジカルに分析できるものじゃないですよね。
マリコ:そう。だからB2C領域での仕事はロジカルだけでは割り切れない、センスが必要なの。
ロジカルな能力は後から鍛えることができるけど、センスは先天的なものが大きい。
だから、自分が志望する事業領域でのセンスがある人はB2C領域で働くほうが向いていると言えるわね。
マリコさんが話していたことを表にまとめるとこうなります。
いかがでしょう?自分はどちらが向いていそうですか?
普段、一般消費者として生活していると、B2Cの会社の方が目についてしまうもの。
働く場所として、意識してB2B領域にも目を向けてみると、意外な企業との出会いがあるかもしれません。
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